モラハラとは?職場での精神的嫌がらせとその特徴
モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、言葉や態度によって相手の心を傷つける精神的な嫌がらせのことです。無視、暴言、嫌味などが代表的な行為です。
職場でこのような嫌がらせを受けている場合、モラハラの可能性があります。ここでは、モラハラの特徴や対処法について紹介します。
社内のモラハラについて予防・対策を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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モラハラの特徴
モラハラには明確な定義がなく、法律で定められたルールもありません。職場でモラハラが行われているかどうかを判断するために、以下の特徴を押さえておきましょう。
- 精神的なダメージを与える行為
- 無視、暴言、陰口、重要な連絡をしない、仕事を回さない、過剰な仕事を押し付けるなどの行為。
- 他のハラスメントに比べてわかりにくい
- 上下関係に関わらないため、周囲に気づかれにくい。加害者は被害者以外には人当たりが良い場合が多い。
- 加害者側に自覚がない
- 細かいことが気になる、イライラしているときに暴言を吐くなど、自覚がないまま行われることが多い。
モラハラする人の共通点
モラハラをする人は、自分が優位に立たないと気が済まないという特徴があります。自分に自信が持てず、自身の優位性を主張するためにモラハラをしがちです。被害者にモラハラ行為を行い、相手より優位に立ちたいと思う傾向があります。
このような人は、明らかに自分より優位な立場にある人に対しては、まったく異なる態度を取る傾向があります。このようなことから、モラハラをする人には二面性があるケースが多いでしょう。
モラハラをする人は、自分だけが正しいと思う傾向があり、自分がしていることに疑問を持ちません。自分のルールや価値観にこだわり、そこから外れることを許さないという気持ちが根底にあるのです。
自分が正しいと考える人は、どのようなときも相手に非があると考えます。モラハラをしたとしても、自分は正しいことをしていると思い込んでいるため、モラハラをしている自覚がありません。
モラハラを受けた場合の対処法
職場でモラハラを受けた場合、まずは自分がモラハラを受けていることを自覚し、対策を取ることが大切です。
- 証拠を集める
- 録音やメモを取り、具体的な言動を記録します。これにより、モラハラの実態を明らかにできます。
- 上司や信頼できる同僚に相談する
- 会社内で相談できる窓口や上司に相談し、適切な対策を求めます。
- 公的機関に相談する職場だけではモラハラを解決できない場合、公的機関に相談するという方法もあります。モラハラを相談できる公的機関の窓口は、以下通りです。● 総合労働相談コーナー
● みんなの人権110番総合労働相談コーナーは、厚生労働省が各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの379カ所に設置している窓口です。モラハラをはじめ、さまざまな労働問題について相談できます。無料で相談でき、予約は不要です。法務省が設置した「みんなの人権110番」は、モラハラをはじめとする人権問題について相談できる窓口です。電話をすると、最寄りの法務局・地方法務局につながり、法務局職員または人権擁護委員が対応します。法務局や地方法務局に出向いて面談をするほか、インターネットでも相談可能です。相談内容により調査を行い、必要に応じて人権侵害の救済措置が行われる場合もあります。電話番号:0570-003-110(8:30~17:15土日祝休み)
モラハラの加害者に対する対処法
モラハラを行う加害者には共通の特徴があります。自分が優位に立ちたい、自分だけが正しいと考えているなどの傾向があります。加害者に対しては、次のような対策を取ることが有効です。
- モラハラ行為をやめるよう求める
- 会社側で加害者に対して説得や話し合いの場を設け、モラハラ行為をやめるよう求めます。
- 法的手段を取る
- それでも解決しない場合は、弁護士に相談し、慰謝料を請求するなどの法的手段を取ることも検討します。
つらい時には逃げ出すことも大事
パワハラが原因で仕事がつらいと感じる場合、無理をせず逃げ出すことも大切です。自分の心身の健康を守るためには、環境を変えることも一つの方法です。
退職代行の利用を検討する
どうしても自分で辞める決断が難しい場合や、退職を申し出ること自体がストレスとなる場合、退職代行サービスを利用することも考えましょう。退職代行サービスは、あなたに代わって退職手続きを行ってくれる専門のサービスです。これにより、直接上司と対面することなく、スムーズに退職することが可能になります。
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